歴史の教科書に並ぶ「○○の乱」と「○○の変」
ただの暗記ワードに見えますが、実はこれ、「だれが勝って歴史の主導権を握ったか」が一発でわかる
当時の政権による『公式発表のテロップ』のようなものです。
【○○の乱】お上の勝ち!鎮圧された反乱分子
「○○の乱」を一言でいうと、「現状に不満を持つ勢力が、時の権力者(幕府や朝廷)にケンカを売ったけれど、
返り討ちにされて失敗した事件」です。
勝った政府(お上)の視点から、「あいつらが社会を『乱』したけれど、きっちりお仕置きしてやったぜ」
というニュアンスで名付けられています。
代表例:承久の乱(1221年)
後鳥羽上皇が「鎌倉幕府をぶっつぶす!」と兵を挙げたものの、北条政子率いる幕府軍にボコボコにされて終了。
既存の権力(幕府)が勝ったため「乱」です。
【○○の変】歴史のバグ発生!大成功のクーデター
「○○の変」は、「だれも予想していなかった大事件(政変)が起きて、みごと成功し、
歴史がガラリと変わってしまった事件」です。
仕掛けた側が大成功し、それまでの常識や政治のトップが「変わって(大変な事態になって)しまった」から「変」と呼ばれます。
代表例:本能寺の変(1582年)
天下統一目前だった絶対王者・織田信長が、まさかの部下・明智光秀に急襲されて自害。
ここから豊臣秀吉の時代へと、世の中のルールが激変しました。
歴史は常に「勝った側の都合」で書かれます。
「乱」とあれば、「お上が勝って、負けたほうの言い分は歴史から消されたんだな」
「変」とあれば、「大どんでん返しが起きて、時代がひっくり返った瞬間だな」
こうやって裏側をのぞき見すると、ただの退屈な暗記ワードが、スリリングな政治ドラマに見えてきて面白くなりますよ!