「西向く侍」という言葉を聞いたことはありますか?
これはカレンダーの「31日がない月(小の月)」を覚えるための有名な語呂合わせです。
仕組みはとてもシンプルで
1から12までの月のうち「小の月」の 2月(に)、4月(し)、6月(む)、9月(く)の頭文字を並べて「西向く」とし
11月を「侍」と呼びます。
なぜ11月が侍なのかというと、漢字の「十一」を縦にギュッと組み合わせると
武士を意味する「士(し)」という字になるからです。
この5つの月以外はすべて31日まである「大の月」であり
この短いフレーズさえ覚えておけば、ややこしいカレンダーの日数を一瞬で思い出すことができます。
実はこの『西向く侍』は、日常のちょっとした知恵であると同時に
効率的な勉強のヒントにもなる興味深い例といえるかもしれません。
第一に、「関連付け」による記憶の定着です。
「2、4、6、9、11」という数字の羅列を丸暗記するのは大変ですが
「西向く侍」という一つのストーリーに変換した途端、脳に深く刻まれます。
勉強でも、歴史の年号や理科の用語をただ暗記するのではなく
語呂合わせやイラストと関連付けることが記憶を長持ちさせる一番の近道になります。
第二に、「視点を変える」柔軟な思考力です。
11月を「十一」という数字から漢字の組み合わせで「士(侍)」へと変化させる発想は、まさに視点の切り替えです。
勉強で行き詰まったときも、ひとつの解き方にこだわらず角度を変えて柔軟に考えてみる楽しさをこの一文字が教えてくれています。
つまらなく感じる暗記や毎日の勉強だって、昔の人が作った『記憶の裏技』を賢くマネして自分なりに面白がっちゃえば勝ち。
まるでゲームの攻略法を見つけるみたいにワクワクする勉強に変えていけるはずです!