日本の研究者が、身近な小鳥「シジュウカラ」が人間に近い「言葉のルール(文法)」を使って会話していることを世界で初めて突き止めました。
東京大学の鈴木俊貴准教授らのグループによる研究で、世界中を驚かせています。
シジュウカラは10種類以上の鳴き声を使い分け、それらを組み合わせることで20種類以上の意味を仲間に伝えています。
天敵が上空にいるときの「ピーツィ(警戒しろ)」や、仲間を呼ぶ「ヂヂヂ(集まれ)」などがあり、
彼らはこれらを「文法」に従って正しく並び替えて話しています。
実験で、「ピーツィ(警戒)」+「ヂヂヂ(集まれ)」の順で音を流すと、鳥たちは警戒しながら集まりました。
しかし、順番を逆にすると全く反応しなくなりました。
文法がめちゃくちゃで理解できなかったと考えられ、彼らが脳内で文法を処理している証拠となりました。
さらに、初めて聞く言葉の組み合わせでも意味を理解できます。
別の鳥の「集まれ」とシジュウカラの「警戒しろ」を組み合わせた人工的なフレーズでも、正しく行動しました。
また、「ジャジャジャ(ヘビだ)」という声を聞くと、頭の中にヘビの姿(視覚イメージ)を思い浮かべて地面を探すことも分かっています。
解き明かされる「動物の言葉」とワクワクする未来
文法を使うのは人間だけという常識が覆ったことで、将来は動物と言葉を交わせる魔法のような未来がやってくるかもしれません。
◇他にも言葉を話す生き物がいる?
身近な犬や猫、カラス、海のイルカたちも、人間がまだ気づいていないだけで、
実は独自のルールで深い会話を交わしている可能性があります。
◇「動物のほんね」が分かる翻訳機の誕生
研究が進みAI技術と合体すれば、「お腹が空いた」「遊んでくれてありがとう」といった
ペットたちの本当の気持ちを人間の言葉に翻訳できる日が来るかもしれません。
◇地球の仲間として「対話」する世界へ
野生動物が「環境が変わって困っている」と人間に伝え、人間が「守るからね」と返すなど、
地球上のすべての生き物と対話しながら協力して生きる未来が想像できます。
小さな鳥の言葉の秘密が解き明かされた今、あなたはこれからどんな生き物と、どんな「おしゃべり」を楽しんでみたいですか?