従来の「特色選抜」と「一般選抜」が廃止され、3月上旬に実施される「一次選抜」へ一本化されます。
1.新制度「一次選抜」の3大特徴
<受験機会が1回に>
2回あった主要な受験チャンスが3月上旬の「一次選抜」の1回に統合されました。
<第2希望まで出願が可能>
1度の試験で「第1希望校」と「第2希望校」の最大2校まで選べるようになりました(普通科同士の選択も可能)
<第2希望の条件>
第2希望として判定対象になるのは、第1希望の出願者が定員に満たなかった(定員割れした)学校・学科のみです。
2.学力検査(当日点)の仕組み
学科の特性に合わせて検査教科数が異なります。
・普通科など : 5教科(国・数・英・理・社)
・専門学科・特色コースなど: 3教科(国・数・英)+学校独自検査(面接、作文、実技など)
・配点 : 各教科50点満点(5教科=250点満点、3教科=150点満点)が基本です。
・傾斜配点制度 : 一部の高校では特定の教科を2倍にする「加重配点」や当日点の比重を1.6倍(400点満点換算)に高める「重点化」を行う学校もあります。
3. 内申点(調査書点)の仕組みと注意点
内申点(調査書)の評価方法や満点計算は、受検生の学年(入試年度)によって段階的に変化するため注意が必要です。
<高校ごとの4つの配点パターン>
各高校は、生徒の学年成績をどう評価するかを以下の4パターン(①~④)から学校が独自に採択しています。
① 標準型 :1年・2年・3年の成績をバランスよく評価
② 3年重視型 :3年生の成績を2倍にして評価
③ 1・2年重視型 :1・2年生の成績を2倍にして評価
④ 3年のみ評価型:1・2年の成績は加算せず、3年生のみで評価
学年別の内申点満点(標準型の場合)
国が定める評価基準(観点別評価)の改定に伴い、算出方法が変わります。
現中学3年生が受験する令和9年度入試では、内申点は144点満点で、1・2年生の評価は「主体的に学習に取り組む態度」の3段階評価、3年生は5段階評定が用いられます。
現中学2年生が受験する令和10年度入試では、5段階評定への移行期間となり、内申点の満点は162点となります。
さらに、現中学1年生が受験する令和11年度入試以降は新制度が完全実施され、1年生から3年生までのすべての観点を総合した5段階評定によって評価されるため、内申点の満点は180点となります。
この制度改正により、学年を通じた学習状況や成果がこれまで以上に高校入試へ反映されることになります。
4. 合否判定の流れ
当日の「検査成績」と中学校から提出される「調査書成績(内申点)」などを総合的に審査して合格者を決定します。
第1希望の判定:まず全員の第1希望校で合否を判定します。
第2希望の判定:第1希望で不合格となった生徒のうち、第2希望に選んだ学校が「定員割れ」を起こしている場合のみ、その枠の中で再度合否が判定されます。
※一次選抜で合格者数が募集定員に達しなかった学科がある場合、3月下旬に「二次選抜(欠員補充)」が行われます。
最新の学校別配点パターンや詳細な入試日程は、変更される場合があるため必ず《奈良県教育委員会の高校入試公式ページ》を確認して下さい!
これから夏に向けて、高校側もたくさんオープンスクールを開催していく時期です。
まだ志望校が決まってない人はオープンスクールに参加して、その学校の先輩の声や学校の雰囲気などを肌で感じてみましょう!!