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家庭教師のマナベスト 滋賀県 スタッフブログ

【坂本龍馬】
評価されない時代の学びの評価

2026/07/25

坂本龍馬が生きた江戸時代には、今のようなテストや点数による評価は存在しませんでした。

しかし、より重要なのは「テストがなかったこと」そのものではなく「人の能力を評価する基準が統一されていなかった」という点です。
現代の学校では、成績はかなり公平に近い形で管理されています。

問題は同じ、採点基準もある程度決まっていて、点数として比較できます。

一方、江戸時代はその逆で、学びの評価は完全に“属人的”でした。
つまり、誰に学んだか、どの藩にいるか、どの立場かによって評価のされ方が変わる世界だったのです。

例えば寺子屋では、子どもは読み書きや算盤を学びますが、合格・不合格のような明確な線引きはありません。
できるようになれば次へ進む、できなければ繰り返すという非常に柔軟な仕組みでした。

しかしその一方で、「どれくらいできるか」を外部に証明する手段はほとんどありませんでした。

龍馬の場合も同じで、剣術修行や学びの成果が“点数”として残ることはありませんでした。
江戸で北辰一刀流を学んだ際も、記録として残るのは免許や師匠の判断であり、現代のようなランキングや試験結果ではありません。

ここで重要なのは、当時の社会では「能力を証明する方法」が限られていたという点です。
つまり龍馬のような人物は、紙の成績ではなく"信用"や"人間関係"によって評価されていきました。

この構造は現代の学生にも少し関係があります。
テストの点数は分かりやすい評価ですが、それだけで人の能力が決まるわけではありません。

部活動やグループ活動のように、数字にできない力が評価される場面もあります。

龍馬の時代は、その「数字化されていない評価」がほぼすべてでした。
だからこそ、行動・信頼・人との関係が学びの成果そのものになっていたのです。



龍馬の学びは、そうした“総合的な力”の大切さを考えるヒントになります。