教科書や分厚い参考書を開くと、「なんだか面倒くさい」と感じてしまうことはありませんか。
勉強が面倒になってしまう理由は人それぞれですが、その中には「文字を読むこと自体が苦手」という人もいます。
そんな人は、自分が「聴覚優位」の傾向を持っている可能性があります。
聴覚優位とは、情報を目で見るよりも、耳から聞いたほうが理解しやすく、記憶にも残りやすいという学習の特徴の一つです。
発達特性のある人に見られることもありますが、発達障害がなくても、こうした傾向を持つ人は少なくありません。
聴覚優位の人の中には、文章を黙読していても、頭の中で一つひとつの文字を音に置き換えながら読んでいる人がいます。
そのため、読むことに時間がかかりやすく、長い文章になるほど疲れやすい傾向があります。
「教科書を読んでいるとすぐ疲れる。」「参考書を開いても、なかなかページが進まない。」
そんな経験がある人は、文字を読むこと自体に多くのエネルギーを使っているのかもしれません。
もしそうなら、「読む勉強」だけにこだわる必要はありません。
おすすめなのは、「聴く勉強」を取り入れることです。
例えば、音声付きの教材や解説動画を活用したり、参考書を音読したり、自分で読んだ内容をスマートフォンなどで録音して繰り返し聞いたりする方法があります。
最近では、音声読み上げ機能を利用できるアプリや電子書籍も増えており、以前よりも「聴いて学ぶ」環境が整ってきています。
もちろん、すべての人にこの方法が合うわけではありません。
しかし、「文字を読むのが苦手だから勉強も苦手」と決めつける必要はないのです。
大切なのは、自分に合った学び方を見つけることです。
人によって理解しやすい方法は異なります。目で見たほうが覚えやすい人もいれば、実際に書いたり、誰かに説明したりすることで理解が深まる人もいます。
「自分はどんな方法なら勉強しやすいのだろう。」
そんな視点で学習方法を見直してみると、これまで「面倒」と感じていた勉強が、少し楽になるかもしれません。
勉強は、無理をして苦手な方法だけで取り組むものではありません。
自分の得意な学び方を知り、それを上手に活用することが、効率よく成績を伸ばす近道になるでしょう。