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家庭教師のマナベスト 栃木県 スタッフブログ

高校入試・大学入試改革
何が変わるのか

近年、日本の教育は「知識をどれだけ覚えているか」から、「学んだ知識をどのように活用できるか」を重視する方向へ大きく転換しています。

その流れを受けて、高校入試や大学入試も大きく変わり始めています。


最も大きな変化は、「暗記中心の入試」から「思考力・判断力・表現力を問う入試」への転換です。


例えば大学入学共通テストでは、単純な知識問題だけではなく、複数の資料やグラフ、文章を読み取り、それらを関連付けて考える問題が増えています。
また、2025年度からは「情報Ⅰ」が新たな受験科目として導入され、2026年度以降は新課程で学んだ受験生が対象となっています。
データ活用や情報モラル、プログラミング的思考など、これからの社会で必要とされる力が評価されるようになりました。


高校入試でも同様の傾向が見られます。
全国の多くの都道府県では、記述問題や資料を読み取って考える問題が増加しており、「なぜそう考えたのか」を説明する力が求められています。
以前のように教科書を丸暗記するだけでは対応しにくくなり、自分の言葉で説明する力が重要になっています。


また、「探究学習」の成果も今後ますます重視されると考えられています。
高校では「総合的な探究の時間」が必修となり、生徒自身が課題を見つけ、調査し、考察し、発表する学習が行われています。
大学では、このような活動実績を学校推薦型選抜や総合型選抜(旧AO入試)で評価するケースが増えています。


現在、文部科学省では次期学習指導要領の改訂に向けた議論が進められています。
その方向性として、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の充実、情報活用能力の向上、生成AI時代に対応した学習内容の見直し、探究学習のさらなる充実などが重要なテーマとなっています。
2030年度以降の実施を見据え、教育内容そのものが見直される予定です。


さらに注目されているのが、文系・理系という区分を超えた学びです。
AIやデータサイエンスの普及に伴い、数学や統計をすべての生徒が身に付けるべき基礎教養と位置付ける議論が進んでいます。
高校数学の科目構成を見直し、データ分析や統計をより重視する案も検討されています。


では、受験生はどのような勉強をすればよいのでしょうか。

もちろん、知識を覚えることは今後も必要です。
しかし、それだけでは十分ではありません。

「なぜそうなるのか」「資料から何が読み取れるのか」「自分ならどう考えるか」を意識しながら学習することが重要です。問題集を解く際も、答えを暗記するだけではなく、解答までの考え方を説明できるようになることが、高得点につながります。


高校入試・大学入試改革は、「難しくなった」のではなく、「社会で役立つ力を測る入試」へと変わりつつあると言えます。

知識を土台にして、自ら考え、判断し、表現する力を身に付けた生徒ほど、これからの入試では有利になるでしょう。

そのため、日頃の学習から「覚える勉強」と「考える勉強」をバランスよく行うことが、これまで以上に重要になっています。