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家庭教師のマナベスト 茨城県 スタッフブログ

起立性調節障害
(OD) について

「朝、何度起こしても起きられない」「午前中は元気がないのに、午後になると普通に過ごしている」。

そんなお子さんの様子を見て、「夜更かしをしているからでは?」「少し甘えているのかな?」と感じたことはありませんか。

実は、そのような症状の原因が起立性調節障害(OD)という病気である場合があります。


起立性調節障害は、自律神経の働きが乱れることで、立ち上がったときの血圧や心拍数をうまく調節できなくなる病気です。

私たちは立ち上がると、重力によって血液が足の方へ流れますが、自律神経が正常に働くことで血圧や心拍数が調整され、脳へ十分な血液が送られています。

しかし、この働きがうまくいかないと、立ちくらみやめまい、強い疲労感などが起こりやすくなり、特に朝は症状が出やすいため、「起きたいのに起きられない」という状態になってしまいます。


主な症状には、立ちくらみやめまい、疲れやすい、長時間立っているのがつらい、朝なかなか起きられない、午前中は体調が悪いものの午後になると少し元気になる、といったものがあります。

症状の現れ方には個人差がありますが、日常生活や学校生活に大きな影響を及ぼすことも少なくありません。


この病気は、小学校高学年から中学生に多く見られ、成長期に自律神経のバランスが不安定になりやすいことが一つの要因と考えられています。

予備軍を含めると、小学4年生から中学3年生までの約40~60%に何らかの症状が見られるという報告もあり、決して珍しい病気ではありません。


以前は「やる気がないだけ」「怠けているだけ」と誤解されることもありましたが、現在では起立性調節障害はれっきとした体の病気であることが広く知られるようになりました。

それでも、本人は学校へ行きたい、朝きちんと起きたいと思っていても体が思うように動かず、つらい思いを抱えていることが多く、朝の体調不良が続くことで不登校につながってしまうケースも少なくありません。


また、血液検査などの一般的な検査では異常が見つからないことも多いため、周囲から理解されにくい病気でもあります。

そのため、「頑張れば何とかなる」「気持ちの問題だろう」と考えるのではなく、「もしかすると病気が隠れているのかもしれない」という視点を持つことが大切です。


もしお子さんに朝起きられない、立ちくらみが続く、午前中だけ体調が悪いといった症状が見られる場合は、一人で悩まず医療機関へ相談してみましょう。

正しい診断を受け、周囲が病気について理解しながら焦らず見守ることが、お子さんにとって大きな安心につながり、回復への力にもなります。