「机には向かったものの、なかなか勉強を始められない」「気付けばスマートフォンを見てしまい、あっという間に時間が過ぎてしまった」という経験は、多くの人にあるのではないでしょうか。
勉強が続かないのは、やる気がないからではなく、頭と気持ちがまだ勉強モードに切り替わっていないことが原因かもしれません。
勉強モードに切り替えるためには、「勉強を始める前のルーティン」を決めておくことがおすすめです。
例えば、机の上を片付ける、飲み物を用意する、タイマーを25分にセットする、英単語を10個だけ覚えるなど、毎回同じ流れで勉強を始めるようにすると、「これをしたら勉強の時間」というスイッチが自然と入りやすくなります。
また、「今日は3時間勉強する」と考えるよりも、「まずは数学の計算問題を5問だけ解く」「英語の長文を1題だけ読む」といったように、最初の目標を小さく設定することも効果的です。
不思議なもので、一度勉強を始めると集中力が高まり、そのまま予定以上に勉強が進むことも少なくありません。
勉強する環境を整えることも大切です。
スマートフォンが目に入る場所にあると、通知が気になって集中力が途切れてしまいます。
勉強中だけは別の部屋に置いたり、電源を切ったり、通知をオフにしたりするだけでも、勉強への集中度は大きく変わります。
また、机の上には今使う教材だけを置き、関係のない物はできるだけ片付けておくと、余計なことに気を取られにくくなります。
例えば、学校から帰宅したら制服を着替え、軽く休憩をしたあとに机を片付け、タイマーをセットして英単語の暗記から始めるという流れを毎日続けている生徒は、「勉強を始めるまでが早くなった」と話しています。
反対に、「少しだけスマートフォンを見よう」と思って動画を見始めると、30分、1時間と時間が過ぎてしまい、結局勉強を始めるのが遅くなってしまうケースも珍しくありません。
勉強は、最初の一歩を踏み出すことが一番大変です。
しかし、その一歩さえ乗り越えれば、集中力は少しずつ高まっていきます。
「やる気が出たら勉強する」のではなく、「まず勉強を始めるからやる気が出てくる」と考え方を変えることが、勉強モードへ切り替えるための大切なポイントです。
毎日同じルーティンを繰り返し、自分なりの勉強スイッチを作ることで、自然と机に向かう習慣が身に付いていくでしょう。