「どのような試験なのだろう」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
大学入学共通テストは、大学入試センターが毎年1月に実施している全国共通の試験で、国公立大学を志望する多くの受験生が受験するほか、私立大学でも共通テストの成績を利用して合否を判定する入試方式を採用している大学が数多くあるため、現在では大学受験を考えるうえで非常に重要な試験となっています。
2021年度からは、それまで行われていた大学入試センター試験に代わって共通テストが導入されましたが、最も大きな違いは、「知識を覚えているか」を問う試験から、「身に付けた知識を使って考え、判断する力」を問う試験へと変わったことです。
例えば英語では、以前のような発音やアクセントを問う問題はなくなり、長文読解が中心となりました。
大学受験について調べていると、「共通テスト」という言葉を目にする機会が増えますが、「センター試験とは何が違うのだろう」
実際の試験では、メールや広告、ウェブサイトの記事、アンケート結果など複数の資料を読み比べながら答えを導き出す問題も出題されており、単語や文法を覚えているだけでは対応できず、多くの情報の中から必要な内容を素早く見つける力や、文章全体の流れを正確に理解する力が求められます。
また、数学でも単純な計算問題だけではなく、会話文や日常生活を題材にした文章を読みながら条件を整理し、必要な情報を抜き出して考える問題が出題されるため、公式を暗記しているだけでは高得点を取ることは難しく、問題文を最後まで丁寧に読み取る力が重要になります。
国語でも同様に、複数の文章や資料を比較しながら考える問題が出題されるなど、読解力や情報を整理する力が重視されており、どの教科でも「覚えたことを活用する力」が以前にも増して求められるようになっています。
さらに、共通テストは問題数や文章量が多いことでも知られており、特に英語のリーディングでは、年度によっては約8,000語もの英文を制限時間内に読み切る必要があるため、「読める」だけではなく、「速く、正確に読む力」が得点を大きく左右します。
そのため、学力だけではなく時間配分も非常に重要であり、内容は理解できても時間が足りず最後まで解き切れなかったという受験生も少なくありません。
共通テストでは、高校3年間で学習する内容が幅広く出題されるため、高校3年生になってから慌てて勉強を始めるのではなく、高校1・2年生のうちから授業内容をしっかり理解し、基礎を積み重ねておくことが何より大切です。
また、中学生にとっても共通テストは決して遠い存在ではありません。
高校受験の勉強を通して、長文を最後まで読み切る習慣を身に付けたり、「なぜその答えになるのか」を考えながら学習したりすることは、高校進学後だけでなく、その先の大学受験にも必ず役立ちます。
共通テストは、単純な暗記だけでは対応できない試験だからこそ、日頃から読解力や思考力を意識した学習を積み重ねることが大切であり、一つひとつの授業や家庭学習を丁寧に積み重ねていくことが、将来の大学受験で大きな力となります。