みなさんは記述問題が苦手ですか?
「何を書けばいいのか分からない。」「答えは何となく分かるのに、文章にすると点数が取れない。」という悩みをよく耳にします。
しかし、記述問題で高得点を取る人は、特別な才能があるわけではありません。
文章を書く前の考え方や、答えを組み立てる手順に共通した特徴があります。
記述問題で点数が取れる人は、自分の考えだけで答えを書きません。
必ず本文の内容を根拠にして答えを作っています。
国語の記述問題は作文ではなく、文章を正しく読み取り、その内容をもとに答える問題です。
本文に書かれていないことや自分の経験を書いても、得点にはつながりません。
まずは設問で聞かれていることを確認し、それに対応する部分を本文の中から探すことが最も重要です。
また、記述問題が得意な人は、設問の条件を丁寧に確認しています。
「なぜですか。」「どのようなことですか。」「筆者の考えをまとめなさい。」など、設問によって求められている答えは異なります。
さらに、「三十字以内」「二つ書きなさい」といった条件を守ることも得点するためには必要です。
内容が合っていても、条件を満たしていなければ点数は大きく下がります。
文章を理解するためには、必要な情報を選び出し、それらを整理しながら考える力が重要だと考えられています。
記述問題が得意な人は、本文を最初から最後まで何となく読むのではなく、「答えになりそうな部分はどこか」という意識を持ちながら読んでいます。
重要な言葉や接続詞、繰り返し使われている表現に注目することで、筆者が伝えたい内容を整理しやすくなります。
さらに、記述問題で点数が取れる人は、自分の言葉でまとめる練習を繰り返しています。
本文をそのまま丸写しするのではなく、必要な部分だけを選び、短く分かりやすくまとめる力を身につけています。
そのためには、一度答えを書いたあとに、「質問にきちんと答えられているか」「余計な内容が入っていないか」を見直す習慣も大切です。
見直しをするだけで、文章は読みやすくなり、減点も防ぎやすくなります。
記述問題が苦手な人は、答え合わせをするときにも工夫が必要です。
正解を読んで終わりにするのではなく、「なぜこの表現が使われているのか」「自分の答えと何が違うのか」を比べることで、書き方のコツが見えてきます。
間違えた問題を解き直し、自分でもう一度書き直すことが、記述力を伸ばす最も効果的な方法です。
一度書いて終わりではなく、何度も改善を繰り返すことで、少しずつ得点できる文章へと近づいていきます。
文章を正しく読み取り、必要な情報を整理して分かりやすくまとめる力は、国語だけでなく社会や理科の記述問題でも必要になります。
本文を根拠にして答えを考え、設問の条件を守り、何度も解き直しを繰り返して、記述問題で安定して得点できるようにしましょう。