西暦1400年前後、日本を動かしていたのは
金閣寺(正式名称:鹿苑寺金閣)を創建した、室町幕府3代将軍足利義満ですね。
この足利義満は、最初から強かったわけではありません。
父は、室町幕府を開いた足利尊氏の子の義詮で
義満が子どもの頃は、南北朝の動乱の真っ只中にあり、
尊氏が亡くなった後、父の義詮と一緒に幕府がある京都を捨てて、
落ち延びて山中を点々としていた時もありました。
南北朝の動乱は、離合集散が多く、戦闘がなくなり穏やかになったり、
戦闘状態になったりを繰り返していました。
やがて、動乱が落ち着いた頃、義満はちょうど将軍になり
奉公衆という将軍直属の軍隊を作り、有力大名をことごとく倒して
絶対的な地位を確立しました。
その後、当時の中国の明の皇帝から、
日本国王源道義
の称号をもらうのです。
この歴史で言えることは、日本国内(自分の家)を平定(とりまとめる)すれば、
外国(近所の人)から認めてもらえる、ということですね。
ちなみに、アニメ「一休さん」で有名な
「屏風の虎」のエピソードに出てくる将軍さまが義満です。
※ただし実際には一休宗純と足利義満は年代が違うため、アニメのようなトンチ合戦をすることはなかったようです。