あんなに暑かった夏が終わり、朝晩はだいぶ涼しくなってきて、
秋になったなー、としみじみ感じますね。
この季節は、寝ている時に寒くなり風邪をひきやすいので、
健康管理には、気をつけてくださいね。
ところで、日中、起きている時は薄着でも風邪をひかないのに、
寝ている時に布団をかけないと風邪をひいてしまうことがありますね。
一体、なぜでしょう?
高校の生物の神経系で学びますが、
私たちは、寒いと体がブルブル震えますね。
これは、自律神経の自動調節の働きで、
寒さに対抗し体内に熱を発生させるための筋肉の運動なのです。
しかし、寝ている時は体は休んでいる状態なので、
こうした自律神経の働きが弱くなります。
起きていて寒い時は、自律神経の働きで立毛筋が収縮して肌が厚くなり
体を守っています。
このような防衛機能は、寝ている時は働きが弱くなります。
それで寒さをそのまま体で受けてしまい、体が冷えていってしまうのです。
テレビドラマで、寒い場所で登場人物が眠りそうになった時、
寝てはダメ!起きなさい!
と叱る場面を見かけますよね。
寒さへの防御反応が薄れてしまうからなのです。