アルゼンチンで、恐竜が群れを形成していたことを示す最古の証拠となる
約2億年前の恐竜の化石が発見されましたね。
どうやって恐竜は化石になったのでしょうか?
そもそも、化石とは何でしょう?
化石とは、生物の遺骸や痕跡と決まっています。
海の底の貝の巣穴が残っていて発見されたとして、この巣穴もかつてそこに存在した生物の痕跡ですから、
立派な化石です。
ちなみに、生物の遺骸の中で、一番残りやすいのは歯です。
なぜかと言うと、歯は97%が無機質なので腐らないからなのです。
次に、骨です。
しかし、骨の成分のカルシウムは酸に溶けますから、少なくとも関東地方では人骨は一切発見されていません。
なぜでしょう?
この理由がわかる人は、高校の地理と化学が得意な人ですね。
そうです!関東地方は、ほとんどが関東平野です。
土壌は?
関東ローム層
ですね!
関東ローム層の土壌は?
そう!酸性です!
だから、カルシウムでできた人骨は、ことごとく酸性の関東ローム層に溶かされ、発掘されないのです!
このように、時には、地理分野や化学分野の両方の知識を使って解く問題も出題されます。
こうやって知識が関連付けられ「なるほど!」となるとき
勉強が楽しく感じますね。