国語の文章を読む力が弱い生徒さんは、他の教科にも影響しますね。
昔からの文章を読む癖があると思いますので、
読解力を鍛えるのは非常に時間がかかります。
根気よく「読み取る力」を育てましょう。
まず、これが分かっていないと全く進まない「主語と述語」について、
テストで間違えないための判別方法です。
例を挙げます。
私には、この本が、とてもおもしろいです。
という文の主語はどれでしょう?
まずは、
「ね・さ・よ」のどれかを語尾につけて、文節に区切りましょう。
私には(ね)/ この(ね)/ 本が(ね)/ とても(ね)/ おもしろいです(よ)
となりますね。
では、主語は、どれでしょう?
[私]や[私には] が主語だと間違う生徒さんがすごく多いです。
本当の主語は、[本が]です。
述語は、[おもしろいです]です。
判別のコツは、主語よりも述語を先に見つけること。
この文の場合、述語[おもしろいです]を考えて、
何が、おもしろいのでしょう?
私?本?
そうです!
本が[おもしろい]のですね。
だから、主語は[本が]になるのです。
ちなみに、[私には]は、詳しく言うと「私にとっては」という意味ですね。
「おもしろいです」という述語を修飾(詳しく補って)しているので、文法的には、
連用修飾語
です。