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家庭教師のマナベスト 石川県 スタッフブログ

【中2理科】
身近な天気の変化

2021/12/02

全国で、雷発生率が1番多い県は石川県、続いて2位は隣の富山県だそうです。

なぜ日本海側に雷が多いのか?


日本海を流れる対馬海流の相対的に暖かい海面。

これにシベリアからの冷たい空気が流れ込むことで、水蒸気が盛んに供給され

冬の積乱雲が発生するのです。


この雲は発達しながら季節風によって日本海側に運ばれくるため

冬の雷は日本海側に多いのです。



[雷が発生するメカニズムは?]


積乱雲の雲粒は長時間上空にとどまり、発達して氷の粒となって、

自らの重さで落下します。

この時、上昇気流と摩擦し合います。

これにより静電気が起きて、氷の粒はマイナスに帯電し、放電したものが雷なのです。

電圧は、約10億ボルトもあります!



雷にうたれても生命に異常がないようにするためには、どうすればよいでしょうか?

昔から、

雷が鳴ったら、首から上に金属類をつけてはいけない。

と聞きますね。

これは、間違いです。

実際に調べると、落雷で亡くなった人のうち、半数以上が、首から上に何もつけていませんでした。

地面に伏せると、地面を通る電流で危険なので、しゃがんだほうがよい。

とも聞きます。

しかし、かがんだ姿勢でも、雷の直撃を受けた人がたくさんいます。これも間違いです。



雷の巨大な電圧に対しては、小さな金属の有無は、全く関係ないことがわかっています。

雷に打たれない方法は、ほとんどないのです。


しかし、あえて1点、

高さが20メートル以上の高い建物の周囲の半径10メートル以内では、

今まで雷に打たれた人はだれもいない

とわかっています。

もちろん、一番安全なのは、雷からできる限り離れることです。

特に天気が悪い冬は雷に気をつけて、安全を確保してくださいね。