宇宙には、それこそたくさんの気象衛星が飛び交っています。
みなさん、どのくらいの速さなのかな?と疑問に思いませんか?
気象衛星は、地球の自転速度と同じスピードで地球を回ることにより、
同一地域の気象状況のデータを電波で地上に転送しています。
気象衛星は、上空約35900キロメートルの位置にあります。
さて、高校の物理です。その円軌道の長さは?
(地球の半径+35900キロメートル)×2×π
が気象衛星の円軌道の長さですね。
地球の直径は、12800キロメートルです。
では、この軌道の長さは、いくらになりますか?
さきほどの公式に代入してみてください。
そうです!答えは、
265600キロメートル
ですね。
気象衛星は1日、つまり24時間で、それだけものすごく長い距離を移動しているのです。
では、秒速に直すと何キロメートルになりますか?
60秒で1分です。60分で1時間です。
何と!秒速3.1キロメートルですね。
気象衛星は、ものすごい速さで動いているのです。