朝どうしても起きられず、めまいや動悸が起こったり、頭痛や怠惰感を感じる自律神経の機能失調が
「起立性調節障害」です。
午前中は調子が悪く、午後になると回復するため
周囲からは「怠けているだけでは?」と誤解されやいのが現状です。
小学校高学年~中学校時に発症する頻度が高くなり、
中学生の約1割の生徒が起立性調節障害をもっていると言われています。
原因は一つではなく、気候の変化やストレス、生活リズムの崩れなどが
複雑に絡み合っています。
コロナの影響で、外出を控えていたことも影響しているかもしれません。
学校は、午後から登校する子もいれば
遅れて登校するのが嫌で不登校になってしまう子もいます。
こういったことから学習の遅れが出てしまい、家庭教師のお問い合わせをいただくことが多いです。
多くの人は朝眠い、しんどいので、起きられなくなったとしても
疲れかな、体力が落ちたのかな、で軽く見てしまうこともあると思います。
診断は、起立時および起立後の血圧・脈拍をそれぞれ測定し検査していきます。
お子さんに似たような症状が出てお困りでしたら、検査してみてもいいかもしれません。