中学生以上になると、テスト結果により
まわりとの学習の差が顕著にわかってきます。
年頃のお子さんには「勉強ができない自分」が受け入れ難く、
中2以上になると勉強に対して嫌悪感しかない状態になる子も少なくありません。
次のテストで〇点以上取れなかったら、塾に行かせるから!
や、
塾辞めさせて家庭教師に変えるぞ!など、
「約束をしたのに達成できなかったから」という保護者の方がよくいらっしゃいます。
目標点を決めて、努力させるのはいいことですね。
達成できなかった時の事も初めに伝えているので、お子さん自身の責任も生まれます。
それ自体はいいのですが、頭ごなしに怒ったり、感情的になってしまうのは
ますます勉強嫌いになってしまう一因になります。
子どもは、「親のいう言葉」より「親の感情」を受け取るといいます。
もし親御さんが、臨時収入で1億円手に入った。それに加えて豪華お食事券10年分をもらった。
極端な話ですが、こんなことが起こったら
「勉強しなさい!」「宿題しなさい!」なんてガミガミ言うことはないと思います。
相手のマイナス点を見つけてしまうのは、自分にどこか満たされていないとき。
私もこの言葉を聞いて、ハッとしました。
このご時世、特に難しいですが
心に少し余白を作り、接し方を見直してみてください。
自然とお子さんの行動が変わってくると思います。