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家庭教師のマナベスト 岐阜県 スタッフブログ

【化学物理】
カメラのストロボの原理

2022/01/10

夜に写真やビデオを撮る時に、赤外線ストロボを使う時がありますね。

スマホやデジカメのように、景色を一瞬だけ明るくするフラッシュと違い、

暗い中でそのまま、自動で写真や動画が撮れますね。



ストロボの感光剤は、ハロゲン化銀AgF、AgCl、AgBrです。

これらは、イオン結合の結晶ですから固いです。

しかし、横方向のズレには弱く、

プラスイオン同士やマイナスイオン同士の配置になった場合は、

たちまち反発して崩れてしまいます。


これ自体は、可視光線の中では一番波長が短い青色にしか発光しません。

それは、波長が長くなるほど、光のエネルギーが少なくなるためなのです。

高校の物理で学びます。


そこで、製造工程で感色性を高めるために

有機色素をハロゲン化銀に混ぜて、赤色の吸収力を高めます。

赤外域までその感光領域を広げたものが赤外線ストロボなのです。


赤外線ストロボがポッと光るように見えるのは、

近赤外線を使っているためなのです。

他にも、遠赤外線など、赤外線には種類がありますから

詳しくは、高校の物理で学んでくださいね。

このように、化学と物理は、密接に関係し合っているのです。