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家庭教師のマナベスト 三重県 スタッフブログ

【公民】
公共の福祉とは

2022/01/10

中学の公民の教科書に、太字で、しかもテストにもよく出る大切な言葉。

「公共の福祉」とは、一体何でしょう?


辞書には、

「社会全体の共通の利益」であり、「ほかの人の人権との衝突を調整するための原理」

と説明されています。


イマイチよくわからないですね。


わかりやすい具体例を挙げます。


日本国憲法14条に、

「法の下の平等」

が規定されています。

テストに出る大切なところですね。

私たちは、法の下に、みな、平等です。  


そうは言っても・・・

満員の路線バスに、杖をついた足の不自由なお年寄りが乗ってきて、

あなたの近くに立ったとしたら、

私たちは、みな、平等だ。私にも座る権利がある。

と、そのまま座り続けますか?

大部分の人は、お年寄りに座席を譲るでしょう。

それは、親切からですか?

もちろん、優しい気持ちで譲る人あり。

一方で、「公共の福祉」だから譲る人もあり、なのです。  
  

公共の福祉とは、このように、お互いの権利が衝突した時に

社会的弱者を守る(作らない)ための決まりなのです。

子どもからお年寄りまで、法の下に平等です。

しかし、公共の福祉が働いて、身体の不自由なお年寄りが優先となるのです。