高校地学を学んでいる人は必見の、台風について。
気象衛星ひまわりが、プログラムされた日時に自動で撮影した雲の分布状況を気象庁が解析して、
台風の大きさを判断します。
しかし、台風の中心が1~2hPaの高精度で測定するのは無理ですが、
5hPa単位での把握ならば大丈夫です。
台風の把握の基準は、実は、気象庁の今までの経験からなのです。
インプットしている過去10年間の中心気圧が判明している台風データがあります。
これと、ひまわりからの衛星写真を比較して判断しています。
中心気圧がわかれば、周辺の最大風速が割り出せる統計学の実験式があるのです。
現在日本では、気象衛星ばかりでなく、遠くは南大東島、石垣島、フィリピン、台湾に観測所があります。
さらには、全国各地の観測所や気象台からの観測データも駆使して、台風の詳細を得ているのです。
ちなみに、熱帯低気圧と台風の違いは、高校地学で出題されますから、よく理解してくださいね。
毎秒17.2メートルを超える、東経180度から西の、北太平洋に発生する熱帯低気圧が台風と定義されています。