中学入学、高校入学とともに学校の授業のスピードは上がります。
板書を写すことが苦手な生徒さんは、ノートをとることがほとんどできず
自宅での復習に困ってしまうという悩みが出ます。
写し終わる前にサッと消されてしまっては、生徒さんもどんどんやる気も落ちていきますね。
原因はいろいろあると思いますが、早く写せるようになるためには
トレーニングが必要です。
学校の先生に対応してもらうのは難しいと思うので、
ご家庭の方でお子さんとやってみてください。
【黒板を写すのが苦手な子の特徴】
・単語ではなく、1文字1文字覚えようとする
・書くのが遅い
・短い時間に記憶する力が弱い
・よく見えていない
・発達障害の可能性
・漢字が読めない
おおまかに、このような感じです。
書くのが遅い場合は、毎日5分でいいので教科書や本を書き写しましょう。
意味が分からず1文字1文字覚えて写すのは、誰だって時間がかかるんです。
文字ではなく、「文章のまとまり」を意識して写します。
【例】昨日はどしゃ降りの雨だったのに、今日は、雲一つない青空だ。
この文章は
昨日は/どしゃ降りの/雨だったのに、/今日は、/雲一つない/青空だ。
で区切ります。
苦手な子は、区切るポイントがわからな場合が多いです。
文章のまとまりごとに写すよう、保護者の方が「ここまで」「ここまで」と
繰り返し誘導してあげてください。