ある楽器を演奏する人のことを、それぞれ楽器の名前を使って、
ギタリスト、ピアニスト、バイオリニスト、ボーカリスト
といったりしますね。
つまり、「~イスト(ist)」とつくと、「~する人」になることが分かります。
一方、別の楽器(パート)では
ドラマー、シンガー、
といったりもしますね。
つまり、後ろに「~アー(er)」とついても、「~する人」になるということです。
この二つは逆にはできません。
ギタリストのことを「ギタラー」といったり、ピアニストのことを「ピアナー」といったりはしません。
また、「ドラミスト」「シンギスト」という言い方もしませんね。
さて、この「~ist」と「~er」の二つはどのような違いがあるのでしょうか。
実はこれは、その前の単語が「名詞」か「動詞」かによって分かれるんです。
上の例でいうと、「guitar」「piano」「vocal」はいずれも名詞です。
名詞の場合、「(名詞)+ ist」で「(名詞)する人」という言葉になることに決まっています。
一方、「drum」と「sing」は、ここでは「叩く」「歌う」という動詞として扱います。
(drumは「太鼓」などを表す名詞でもあります。)
動詞は、「(動詞)+ er」で「(動詞)する人」という名詞になります。
気を付けてほしいのですが、
これらのルールを知ったからといって、どんな名詞(動詞)にでも「~ist(er)」を使って
「~する人」という言葉を作っても良いというわけではありません。
例えば、「頭痛」は英語で「headache(名詞)」ですが、
だからといって頭痛がしている人のことを「headach“ist”」とは言いません。
「have a headache」などと動詞を一緒に使って表すのが一般的ですし、
慢性的な頭痛に悩まされてる人のことは「headache sufferer(頭痛を受けてる人)」と言ったりします。
ところでここでも動詞「suffer」にはやっぱり「~er」がついてますね。
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こういった英語にまつわる雑学っぽい知識は、それ自体がテストで役に立つことは稀かもしれません。
ただ、英語のしくみを知っていくと、どんどん知識が体系化されていき、
暗記の助けになったり、推測が上手くなったりしていきます。
英語に興味のある方は、こういった雑学っぽいところから
学習を深めていくのもいいと思いますよ!