「地上から上空にかけて高度が高いほど寒くなる」
ということは聞いたことがあるのではないでしょうか。
たしかに、地上では温暖なときにも高い山だと雪が積もっていることから、そのことが分かりますね。
では、高度を上げれば上げるだけ、気温は下がっていくのでしょうか。
実は、そうではありません。
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まず、地上から上空約11kmまでの話をします。(例えば富士山の標高は3776mなのでこの内に含まれます)
この領域は【対流圏】といい、空気の上下の移動が活発です。
対流圏では、みなさんのイメージ通り、地上から上空に行くにつれ基本的に気温が低下します。
その理由は、【地表面付近で暖められた空気が上昇するとき、膨張して温度が下がるから】です。
地上から上空約11kmまでは、平均すると1kmあたり6℃温度が下がります。
これはテストによく出るので覚えておいてくださいね!
つぎに、上空約11kmから上空50km、【成層圏】と呼ばれる領域ですが、
この領域では上空ほど気温が高くなります!
(正確には、11km~20kmはほぼ一定)
これには【オゾン】が関係しています。
成層圏に多く含まれるオゾンは、太陽光線の一部である紫外線を吸収します。
この吸収によって大気の温度が上がります。
オゾン自体は成層圏下層が多いのですが、上空の方が先に日射を浴びるので
上空ほど気温が高くなるんです。
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ちなみに、それより上空(高すぎて想像もできませんが)
【中間圏】と呼ばれる50km~80kmの領域では、対流圏と同じで上空ほど気温が低く、
【熱圏】とよばれる80km~の領域では、上空ほど気温が高くなります。
それぞれの圏によって、それぞれの理由で気温の違いがあります。
意外に思われるかもしれませんが、覚えておくと、いろんな知識と繋がって面白いと思いますよ♪