少子化により、定員割れする高校が多くなっています。
定員割れとは、高校側の募集人数よりも、願書を出した受験者数が少ない状態で、出願倍率1.0以下のことをさします。
100人の定員に対して、90人の出願しかなかった場合は出願倍率0.9です。
志望校が定員割れしていたら、「やった!絶対に合格できる!」とほっとした気持ちになるでしょう。
人気の高校の倍率は1.7倍ほどに達することもありますから、1倍を切ると確実に受ると喜んでしまいそうです。
高校受験で定員割れが発生した場合、確かに合格の可能性は高くなります。
しかし、それが「絶対合格」というわけではありません。
まず、最低限の学力基準があります。
どの学校にも合格基準があり、それを満たしていない場合は合格しないことがあります。
たとえ定員割れしていても、入学後に授業についていけない可能性がある生徒を受け入れることは、学校側にとっても問題だからです。
実際、定員割れした高校を受験したのに不合格になったと、保護者側が県を提訴したニュースが先月話題となりました。
その生徒は難病を患っており、一人で文字を書いたり、話したりするのが難しいといいます。
不合格の理由は「学ぶ意欲が見られなかった」と評価されたとのこと。
高校は「募集人員を入学許可候補者とする」ではなく「募集人員【まで】を入学許可候補者とする」ことがほとんどなのです。
次に、面接や内申書など、学力以外の要素も考慮されることがあります。
受験においては学力だけでなく、面接や内申書の内容も重要です。
これらの評価が低い場合、合格が難しくなることもあります。
また、わずかに定員を下回っている場合には、依然として競争があるかもしれませんし、大幅に下回っている場合には、合格の可能性が高くなるでしょう。
ですので、定員割れが発生している場合でもしっかりと準備をしておくことが大切です。
志望校の出願倍率が1.0を切ったとしても、必要な学力や面接の準備を怠らず、入試終了まで全力でやり切りましょう!