都が平城京から平安京に移された、平安時代になると、朝廷の政治を一部の有力な貴族が動かすようになりました。
その中でも、藤原氏は、娘を天皇のきさきにして天皇とつながりを強くし、大きな力を持ちました。そうして貴族の世の中になっていきました。
貴族は、寝殿造りのやしきで暮らし、和歌を楽しんだり、蹴鞠をして楽しんだり、優雅な生活を送っており
貴族の暮らしの中から、日本風の文化、「国風文化」が生まれました。
貴族の暮らしは、年中行事が中心になっていました。
今でも、毎年いろいろな行事が決まった日に行われますね。
その中には、貴族が栄えていた平安時代にさかんに行われたものもあります。
1月の正月を祝う、七草がゆを食べるのも平安時代から続いているものです。
3月には京都の賀茂祭(かもまつり)や様々な神社で行われる曲水の宴(きょくすいのえん)は(桃の節句)のお祝いです。
5月には菖蒲をかざり、ちまきを食べます(端午の節句)。
6月には、罪やけがれをはらい清める儀式(大はらい)を行っていました。
7月の七夕まつりも平安時代から続く伝統です。
8月にはお月見の会を開いていました。
9月は菊の花を浮かべたお酒を飲んでいたそうです(菊の節句)。
11月はその年の収穫を感謝する儀式が行われており、12月は罪やけがれをはらい清める儀式が再び行われていました(大はらい)。
このように、平安時代の年中常時は、貴族が準備をし、皆で祝ったり宴を開いたりする行事がたくさんありました。
現在にも、正月や桃の節句、端午の節句をはじめ、様々な年中行事が残っていますね。
今から1200年以上前につくられた伝統が、現在にも受け継がれて、自分たちの身近なものとして残っていると思うと、すごいですね。