一般的に 勉強=頑張る というイメージが強いと思いますが、勉強において必要なことを理解して覚えるためには「記憶」が鍵を握ります。
記憶の性質を理解して、あえて「頑張らない」ことで理解が進むこともあります。
そこで今回は、記憶の種類の1つである「ワーキングメモリ」と「潜在記憶」について紹介していきます。
まず「ワーキングメモリ」についてです。
ワーキングメモリとは、作業記憶とも呼ばれており脳のメモ帳という表現をされることもあります。
何かを読んだり聞いたり考えたりするときには必ず脳の機能が使われています。
しかしすぐに何かを覚えられる一方で、すぐに忘れてしまう、つまり容量が非常に少ないという特徴を持っています。
よってワーキングメモリをうまく働かせるには、容量がいっぱいになったときに一度ワーキングメモリを解放してあげることが重要です。
なかなか理解できないときに無理やり理解しようとしても、本質的な理解は進みません。
そういったときは問題集の別の項目を読み始めてみるなど勉強内容を変えてみましょう。
また、ワーキングメモリの容量を一気にいっぱいにしないようにすることも大切です。
情報を一度に認識するとワーキングメモリがすぐにいっぱいになって、うまく使えなくなります。
タイトルや見出し、主語や述語を丸で囲んで強調したり、長い文章はスラッシュで区切ったり、見出しが少ない文章はキリがいいところに線を入れて区切ったりすることが有効です。
そうすることで、ワーキングメモリが多くの情報で一気にいっぱいになってしまうのを防ぐことができます。
他にも、ワーキングメモリを無駄な情報で使わないように工夫することも効果的です。
例えば、勉強するときにはスマホを近くに置かないようにすることなどです。
ワーキングメモリの働きは、注意を向けることで支えられています。したがって目の前のスマホに注意が向くだけでもワーキングメモリを使ってしまうことになるので気をつけましょう。
次に「潜在意識」についてです。
潜在記憶とは、自分の意思とは無関係に記憶を勝手に思い出す脳の働きのことです。
ここでのポイントは、思い出していることは自覚していないということです。
例えば、この文章を読んでいる今も、みなさんの脳の働きとして日本語の知識といった記憶が勝手に思い出されて文章を理解することを助けてくれています。
このような潜在記憶をうまく使うためには、「一度に理解しよう」「記憶しよう」と考えない意識が重要です。
少しずつ理解して記憶に蓄え、その蓄えた記憶を潜在記憶の働きを使って活用し、だんだんと無理なく理解と記憶を進めることができます。
このようにワーキングメモリと潜在記憶を有効に使って味方につけ、できるだけ勉強を苦しいものにせず効率よく取り組みましょう。
勉強は学生時代の大半を占めるものなので、付き合い方が大切になってくると思います。
ぜひその際の参考にしてみてください。