日本には、平野や盆地が多くあります。
日本列島に連なる山々から流れ出す水が、上流で山をけずり、その時にできる土砂を、川の流れに乗せて下流まで運ぶことにより作られました。
それらの平野や盆地の中で、さらに特徴的な地形を紹介します。
その一つに、扇状地があります。
川が山間部から平野に流れ出てできた地形です。
扇という言葉が入っているように、扇形をしています。
川によって運ばれた土砂が、山のふもとにたまってできた地形です。
扇状地の中央には、粒の大きい砂や石が見られるため水が地下にしみこみやすく、桃やぶどうの栽培に適しています。
山梨県の甲府市と吹笛市の間には大きな扇状地があり、桃やぶどうの栽培を行っています。
川の河口部に見られる三角州は、三角の形をしており川に囲まれています。
粒の小さい砂や泥からできており、水が地下にしみこみにくいため水田として利用されてきました。
最近では、住宅地として利用されることも多くなっています。
三重県の雲出川(くもずがわ)の河口は、きれいな三角州が形成されています。
川や海沿いの土地よりも、一段高くなっている土地を台地といいます。
台地は高い位置にあるため、水が得られにくいです。
そのため、水田がつくりにくいです。
畑や茶畑に利用されたり、住宅地として利用されたりすることもあります。
静岡県の富士山のすそ野に広がる茶畑は、台地を利用しています。
お茶は、温暖で日当たりと水はけのよい場所が栽培に適しているので、この地形がうまく利用されています。
このように、川から流れ出た水や、土砂が作る地形が日本各地で見られます。
そして、その特色をいかして地形が利用されています。
興味を持って調べてみると、色々な地域に扇状地や三角州や台地が見られますので、ぜひ調べてみてください。