化石とは、堆積した当時の生物の遺骸(いがい)や生活の跡などが地層に残ったもののことです。
この化石の中にも分類があります。
限られた環境でしか生存できない生物の化石のことを示相化石といいます。
示相化石によって地層ができた当時の環境を推定することができます。
一例として、
アサリ・・・浅い海
サンゴ・・・あたたかくて浅い海
ブナ・・・やや寒冷な陸地
シジミ・牡蠣・・・海水と河川の水などが混じるところ
このように、示準化石があった場所から、当時の環境を推定できます。
これに対して、広い地域にわたり、限られた時代にのみ生存していた生物の化石のことを示準化石といいます。
地層ができた時代のみを推定することができます。
地球誕生して約46億年、生物の誕生から約38億年の歴史の中で、示準化石などをもとに、地球の歴史をいくつかの時代に区分したものを地質時代といいます。
古生代・・・前半は海で生活する生物が栄え、中頃には両生類などの陸上で生活する生物が現れました。
後半にはシダ植物の森林が誕生し、は虫類が現れました。
この時代の示準化石は、三葉虫やフズリナがあり、約5億4100万年前の時代と推定することができます。
中生代・・・海ではアンモナイト、陸上では恐竜が栄えました。裸子植物や被子植物も現れました。
この時代の示準化石は、恐竜、アンモナイトがあります。
約2億5200万年前と推定することができます。
新生代・・・哺乳類や鳥類、被子植物が栄えました。
約700万年前に人類が出現し、約260万年前から寒冷な時期と温暖な時期とが繰り返されました。
この時代の示準化石は、ビカリア、メタセコイア、マンモスなどがあります。約6600万年前と推定することができます。
このように、化石には示相化石と示準化石があります。