理科が赤点…。
テストになると解けない。
自分にはセンスがない…。
そんな悩みは、
用語を正確に覚える
ことで解決するかもしれません!
突然ですが、
理科というのは工作に似ています。
工作ではまず、素材があって、それを適切に加工し、組み合わせて、
製品を作ります。
それと同じで
理科も、問題が出され、
それを適切に処理して、
解答を導き出さなければいけません。
例えば工作をするにあたって、工具箱がぐちゃぐちゃで、
一回ノコギリを取り出しては、使って片づけて、
はんだごてを探し出しは、使いかたがわからなかったり、
ドライバーが見つからなかったり、
木工ボンドを引っ張り出して使ってみたら、フタを無くしたり……
こんな状況じゃ、工作なんて進みませんよね?
いわばこれが、理科の用語を正確に覚えていない状態なんです。
理科では、専門的な用語を使いながら論理的な思考をしなければいけません。
問題を解くにあたっては、ただでさえ論理的思考(Aだから、~Bで、~よってC、のような)
に脳を使わないといけないのに
その専門的な用語を思い出す(Aってなんだっけ?Bってこれでよかったけ?、と)
のにも脳を使ってては、
頭の中はぐちゃぐちゃです。
「正確に覚える」とは、
何か用語を見て初めて「あ~、はいはい、○○ね」と思い出すような状態や、
「たしか、~~とかいう性質があるんだっけ」
という状態ではありません。
「正確に覚える」とは、
例えば私たちが「メロンソーダ」という言葉と、それが示すイメージを
はっきりと理解して覚えているように(きっと生涯忘れないですよね!)
「維管束」や「重力加速度」や「飽和水溶液」や「プレートテクトニクス」
といった用語を覚えることです!
「そんなの無理」と思うかもしれません。確かに、日常的に使う言葉と、
勉強だけで使う言葉では、脳への定着率が違います。
ですが、近づけることはできます。
そのための方法はシンプルです。
とにかく、同じ単語を何度も書き、何度も読みましょう!
字面や、耳で、
用語に触れるたびに、その用語はあなたにとって手に届きやすい“道具”になります。
どんなコンディションでも、何の苦労もなくスルッと用語を取り出せたなら、
ずいぶん理科における論理的思考の部分が楽になるはずです。
(工作でいうと、必要な道具が机にキレイにズラッと整列してるようなものです。)
理科というと地頭やセンスが必要と思ってしまいがちですが、
まずは道具をそろえる(用語を覚える)ことから、地道に始めてみましょう!