社会の歴史分野の安土桃山時代、豊臣秀吉が天下を統一したところをおさらいします。
東北地方の戦国大名が、豊臣秀吉に従ったところをおさえます。
1590年 小田原征伐により、天下統一になりましたね。
秀吉は、関東、北陸から以西は確かに統一しましたが、東北地方には出陣していませんね。
東北地方は、どうなったのでしょう?
当時、東北地方(陸奥、出羽)で最大勢力だったのは、有名な
伊達政宗でした。
片目をなくしていますから、彼は独眼竜(どくがんりゅう)とも言われていますね。
豊臣秀吉は、確かに、小田原征伐のあと、東北地方には行きませんでした。
さて、秀吉の知略です。
東北地方を平定するために行くと、面積が広いので、時間と手間と戦費がかかります。
そこで、秀吉は、東北地方へは行かず、逆に東北地方から戦国大名を呼び出し、
秀吉の前に平伏させればよいと考えました。
それには、大義名分が必要です。
彼は、すでに後陽成天皇から関白、太政大臣に任命されています。
ダメ押しとして、秀吉は、うまいことに、
すべての戦国大名は、秀吉の許しなく戦いをしてはいけない。戦う場合は、秀吉のもとに来て、許可を得ること。
という命令
惣無事令(そうぶじれい)を、関白太政大臣として後陽成天皇の意向として発令することで、
東北地方の戦国大名を、有無を言わせずに呼び出し、服属させたのです。