高校までの勉強で地理は社会科(文系科目)に含まれます。
そして大学でも、「地理学科」は文学部にあることが多いです。
ところが、実は地理には理系的な要素がずいぶんあります。
というのも、
例えば地理でよく出題される『気候』は「理学部気象学科」に含まれますし、
気候と関係の深い『植生』や『第一次産業(農業や林業や漁業)』は
「生物学科」などの理系学部で扱われることが多いです。
さらに、産業と密接な関係にある『経済』も地理では扱いますが、
経済学は数学をはじめとした理系的な思考が非常に重視され、
欧米の大学では『経済学部』は理系学部とくくられることがほとんどなのです。
すなわち、地理という科目の内容はかなり多く理系的な分野で占められていて
勉強内容においても、理系的な能力が求められるということです。
以上のように、地理は意外と理系的な科目といえると思いますので
ご自身の得意不得意に当てはめて考えてみたり、勉強に取り組む中で意識してみたり、
科目選択の際には参考にしてみてくださいね。