日本では義務教育は中学で終わり、高校からは進級・卒業に単位取得の条件があります。
単位を取得できなければ、入った高校を卒業することはできません。
「高校は単位が取れないと留年・・・」と聞くと思いますが
それは本当で、単位を取れなければ留年をし、もう1年同じ学年をやり直すことになります。
留年は1学年下の人の中で授業を受けるということなのでとても辛く、
ほとんどの人は自主退学し、通信制高校を受験しなおす生徒さんもいます。
高校受験で実力より少し上を狙って何とか合格できた!という生徒さんは、
単位を落とさないように毎日の勉強をしっかり積み重ねていかなければいけません。
【私立と公立で違う?】
留年に関して、すべてがそうではありませんが、私立高校の方が救済措置が甘く設けられている傾向にあります。
私立高校は利益を上げなければ存続できない、企業です。
「進級するのが難しい」「留年の生徒が出た」というイメージは、入学者減少につながってしまうので
なんとか留年しないよう、学校側が生徒に寄り添って応援してくれることも多いです。
※私立でも一部の進学校などは、留年の条件が厳しい高校もあります。
【留年してしまう条件は?】
留年の条件は、高校によって違います。
大きく分けてテストの結果、出席日数でそれぞれ条件が設けられています。
中学時代は1日も登校しなくても卒業はできましたが、
多くの高校では3分の2以上の出席日数が無ければ進級できないとしています。
テストでは、赤点を取ると即留年!?・・・ということはなく
ほとんどの場合、追試が行われます。
追試でも赤点の場合、さらに救済措置がある場合もあれば、無い場合もあります。
大学受験を目指して高校に入ったけど、初めてのテストで見たことない悪い点を取ってしまった・・・
という人は要注意。
高校の内容はつまずきを取り返すのにとても時間がかかります。
早めの対策をしましょう!