おそらく多くの生徒さんが、学校の進度に合わせて
学習内容を進めていると思います。
中間テストまでの範囲を理解できた→次に期末テストまでの範囲を勉強して……
と、順調に学習して行けたならいいですが、
残念ながらすべての生徒さんがこのように学習を進めていけるわけではありません。
「中間テストまでの内容がほとんどわからなくてテストもダメダメだったけど、
授業は次の単元に行ってるから、それに合わせて次の単元の勉強をしよう」
と、わからないところを“わからないまま”にして次に行ってしまう生徒さんも
多いです。
確かに、こうすれば次の期末テストまでの勉強に集中できると思うかもしれませんが
実はこれは間違いなのです。
というのも、一つの科目の中で、それぞれの単元の内容はつながっています。
例えば、分数の計算をするためには掛け算や割り算を正しく使えないといけませんよね。
「掛け算と割り算がよくわからないけど、とりあえず次の単元に行かなきゃ!」
と思っても、次の単元から要求されるより高度な学習内容にはついていけないのです。
教育課程は、なるべく効率よく学習ができるように、
より基礎的な内容を始めに、
より発展的な内容を後に
指導するように出来ています。
つまり、どの教科でも、基礎的な内容を理解しないまま発展的な内容に進んでも
次の単元では太刀打ちできないことが多いのです。
普段の授業や定期テストなどで、
「自分はここがわからないんだ」と、わからないところが出来たら
そのままにしないで、教科書を読んだり先生に教えてもらってしっかり理解してから
次の単元に進むようにしましょう!