学校の勉強、「国・数・英・理・社」に興味を持てない生徒さんは多いと思います。
「ほかの教科はできるけど、数学だけはわけわかんなくて嫌い」
「歴史だけはどうしても興味を持てない」
といった風に、1教科、1科目だけが嫌いな場合は、
嫌いなりに頑張ってみたり、
ほかの得意教科でカバーすればいいかもしれませんが、
「全教科嫌い!興味ない!」
という生徒さんは大変です。
この先の進学や進級でとても苦労することになります。
こういう生徒さんにまずオススメしたいのは、
“何でもいいから興味のあることについて調べてみる”
ということです。
例えば、勉強は嫌いだけど、ロック音楽が好き、ということなら、ロックについて、
映画が好きなら、映画について、
普通に接してるだけでは得られないほどの知識を蓄える経験をしてみましょう。
好きなものについて勉強してみることで、
“何かを知ることの楽しさ”を味わうことができます。
いままで嫌いだった勉強も、“知る楽しさ”が味わえるものだとわかることで、
ちょっと好きになれるはずです。
また、何か一つのことを徹底的に調べてみると、
それが大なり小なり、「国・数・英・理・社」といった教科と
関係があることに気づきます。
例えばロックについて勉強すると、イギリスやアメリカ、
そして日本への伝来の歴史に触れることになりますし、
「エレキギターってどういう仕組みなんだろう」と思って調べると、
電気や機械について知ることができます。
映画について勉強したなら、
洋画を通して英語に興味がわくかもしれませんし、
たくさんの映画脚本に触れることで、
国語の小説分野への感度がupします。
こういったことをきっかけに、
ひとつづつ好きな教科が出来ていって、そして知的好奇心も育っていきます。
いちど知的好奇心が生まれれば、
勉強にポジティブな気持ちで向き合うことができるようになりますね。
「国・数・英・理・社」のどれにも興味を持てない、という生徒さんは、
まず、なんでもいいから“好きなこと”を通して、
勉強の楽しさを味わってみてくださいね。