教科書を読む、ワークの問題を読むのが「面倒くさい」人はいると思います。
勉強が面倒になってしまう理由はたくさんありますが、
「文字を読むのがつらい」という悩みを抱える人は多いです。
「視覚優位」「聴覚優位」ということばがありますが、今回は「聴覚優位」特性について考えてみます。
視覚優位・聴覚優位とは、もとは発達障害に関連する言葉です。
聴覚優位者はすべての文字を頭の中で音に変換しながら読むことが多く、
文字を読むために「文字の認識」と「音への変換」の二倍の労力を必要とします。
聴覚優位の人は黙読するときでも頭の中で音読しなければならないので
勉強するのにとても労力を使いますね。
聴覚優位である人が勉強するときのポイントは「聴く勉強」に変えること。
たとえば、参考書を買うときにできるだけCDがついているものを選んだり、
黙読ではなく音読をして、自分の声で読んだものを録音して何度も聴く、といった工夫で進めやすくなります。
自分の特性をうまく生かして、できるだけ楽に勉強に取り組めるとよいですね。