「下線部について、次の①~⑤のうち、作者の主張と一致するものを一つ選びなさい。」
現代文の問題を解いてると、よくこういう選択問題を見かけますね。
こういった問題で、選択肢を見極めるうえで覚えておいてほしいことがひとつあります。
それは、
“強い言葉を含む選択肢に注意!”
ということです。
強い言葉を含む選択肢、とはどのようなものかというと、
「①.○○は××なため、~~なことは“絶対に”起こりえない」
「②.△△なものは、“ひとつも”ない」
「③.□□が、“必ず”存在する」
といったものです。
こういった言葉を選択肢の中で見かけたら、
本文の該当部分をもう一度見直してみてください。
そうすると、本文上ではこういった“強い言葉”は使われておらず
「~~な場合が多い」
「△△なものが少ない」
「□□が、存在する場合が多い」
といった、“控えめな言葉”であることが多いです。
というのも、評論文というのは、筆者がなにかをリサーチしたうえで、
そこから「推測・考察したこと」を書くものなので、
“絶対に”や“必ず”といった、強い言葉は使いづらいのです。
とはいえ、強い言葉を含む選択肢のなかにも
まれに正しいものがあるので
ちゃんと本文を見直して、間違いをしっかり把握してから
判断するようにしてくださいね。