4月に小学6年生と中学3年生を対象に行われていた
全国学力テストの結果が、28日に公表されました。
教科は「国語・算数(数学)・理科」の三教科。
理科は4年ぶりの実施となりました。
全国の平均正答率は、
小学校では
国語65.8%(前回64.9%)、
算数63.3%(同70.3%)、
理科63.4%(同60.4%)、
中学校は
国語69.3%(同64.9%)、
数学52.0%(同57.5%)、
理科49.7%(同66.5%)
となり、中学理科において大幅な正答率の低下が見られました。
この結果に対して文科省は
「実験方法に関する問題で、計画が適切かどうか検討する過程に課題が見られた」
としました。
この「実験方法に関する問題」というのは、
教科書に載っていない実験などを扱った問題で、
『正しいデータを得るには、実験をどのように改善したらよいか答えなさい』
といった趣旨の問題でした。
この問題の正答率が低かったことは、
中学生の「問題解決力」に伸び悩みをがあると言えるかもしれません。
今回の学力テストの結果から見えた問題点が
しっかり教育現場に反映され、
生徒さんの「問題解決力」が改善されるといいですね。