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家庭教師のマナベスト 宮城県 スタッフブログ

勉強の核心
【具体】と【抽象】

2022/09/12

皆さんは「具体」と「抽象」という言葉を正しく説明できますか?


説明の仕方は色々ありますが、


「具体」とは、ひとつひとつの、個別の事象のこと

「抽象」とは、ある性質を抜き出し、一般的に考えること


と言えるかと思います。




より分かりやすくすると、

例えばAさんという人がどこかの中学校の2年1組にいたとして、

「Aさん自身」や、クラスメイトの「太郎くん」や「花子さん」は

「1組の生徒」の【具体】と言えます。



そして、例えば教頭先生などが

「1組は××教室に行ってください。2組は~」と言う場合、

この「1組」は、Aさんや太郎くんや花子さん、そして一人ひとりのクラスメイトを

「1組に所属している」という性質で、ひとくくりに【抽象】して

呼びかけたと言えます。





さて。実は、学校の勉強はほとんどこの【具体】と【抽象】によって出来ていると言うことができます。

例えば数学は、

さまざまな形の三角形(具体)のすべてに当てはまる性質(抽象)を抜き出したり、

覚えた公式(抽象)を、目の前の問題(具体)に使ったりします。


また、英語は

一つ一つの文章(具体)から、共通してみられる性質を抜き出し(抽象)、「文法」として習います。

(例えば「I play baseball.」という文章から「主語→動詞→目的語」といった順番を習いますね。)

また、頭に入れた英文法知識(抽象)をつかって、エッセイを書いたりします(具体)。


そして国語は、

評論文の著者は、個別の事象をたくさん上げて(具体)、そこから一般化します(抽象)し、

古典も、英語同様、文法に具体と抽象が関わってきます。



理科や社会も同様に、至るところで具体と抽象が行き来します。



つまり勉強が理解できるかどうか、目の前の問題が解けるかどうかは、

この【具体】と【抽象】を正しく行き来できるか、ということなんです。




急にこんなことを言われても、「じゃあ明日からそうしよう!」とは思えないかもしれませんが、

普段の学習の中で、「これって抽象化?」「これが具体例?」と少しずつ意識してみてください!

もしかしたら勉強の理解速度がぐっと上がるかもしれませんよ( *´艸`)