文部科学省が10月27日に発表した調査によると、
令和3年度の不登校の小中学生は、24万人余りと、前の年度から25%も増えて
過去最多を更新したとのことです。
不登校の小中学生の増加は9年連続です。
内訳としては、小学生が8万人余り、中学生が16万人余りでした。
これは、中学生は20人に1人が不登校となっているということです。
この調査結果について文科省は
「コロナ禍による環境変化が子どもに大きな影響を及ぼしたことが
うかがえる」としています。
たしかに、コロナの流行に気が滅入って精神のバランスを崩したり、
病欠や学級閉鎖などで家にいる時間が多くなると
学校から足が遠のいてしまう生徒さんも、一定数いらっしゃるかもしれませんね。
文部科学省児童生徒課の清重隆信課長は
「不登校の要因が複数の場合もあるので、一人ひとりにあった対応を進められる環境整備に取り組み、
学びの保障に努めたい」としています。