みなさんこんにちは!
最近めっきり寒くなってきたので、
おなかやポケットにカイロを忍ばせ、対策したいところですね。
そんなカイロですが、よくよく考えると
電気もガスも使わずに暖かくなるなんて不思議ですよね。
実はカイロが暖かくなる仕組みには“酸化熱”という化学反応が関わっています。
まず、カイロの中には
・鉄粉(鉄)
・水
・塩
が入っています。
(もう何種類か入っていますが今回は省略。気になる方は調べてみてくださいね)
さて、鉄と水と塩が触れるとどうなるでしょう。
これは皆さん知ってるのではないでしょうか。
そうです。サビますよね。
金属がサビることを“酸化”と言います。
これは、金属が酸素と結びつくことです。
そして、この“酸化”の際に生まれるのが“酸化熱”という熱です。
カイロの中の鉄粉はかなり速いスピードで酸化するので
十分な“酸化熱”が生まれるのです。
(逆に、グラウンドの鉄棒など、日常で見かける鉄がそれほど暖かくないのは、
カイロと違って酸化のスピードが非常に遅いからです。)
ただの鉄が、化学的な非常に単純な変化によって
生活に役立つ道具に早変わりするなんてすごいですよね!
カイロのほかにも、生活の中には化学によって便利になってるものが
本当にたくさんあるので、
興味のある方は探してみてくださいね!