皆さんの中には
「国語や社会は文章から人物や情景がイメージできる。
数学や理科はそうじゃないから苦手」
という方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに国語の評論文や小説の中でも、社会科の歴史の教科書の文章でも、
「○○は××した」などと言葉で書いてありますから
イメージしやすいですよね。
もちろん国語や社会科でもイメージは重要なんですが、
それと同じくらいかそれ以上に(!)、
数学や理科において“イメージすること”は大事なんです。
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突然ですが、ガリレオ・ガリレイはこのような言葉を言ったとされています。
「自然という書物は数学の言葉で書かれている」
これはどういうことかというと、
自然の現象はすべて数学的に読み解くことが出来るということです。
たとえば、理科の物理分野では「投げたボールの速度や角度」から「落下する地点」を
数学的に計算して割り出したりします。
これはまさに、現象を数学で読み解いてるということです。
数学では理科のように現実の現象を扱わず、
“数字の世界”だけで考えてるようなものです。
数字の世界では、グラフや図形といったものを読み解きます。
ここで、数学や理科を理解する上で大事なことは何かというと、
「数学の言葉」を読み解き、イメージを持つことなんです。
歴史の教科書を読んで、明智光秀が織田信長を討ったシーンをイメージするように、
数式上で「x」の値が変化したときの「y」の変化についてイメージしたり、
理科で「密度」の公式の中の「体積」が変わるとどうなるかをイメージすることが、
数学や理科を理解する上での第一歩となります。
数学や理科が苦手で勉強しても伸びないという方は
一つ一つの問題について“イメージ”をもつように心がけてみてくださいね!