勉強が好きでない生徒さんは、どうしても宿題の答えを写しがちです。
宿題の答えを写すことは、もちろんほとんど勉強になりませんし、
せっかくの教材を無駄にしてしまうことになるのでとてももったいないことです。
宿題を写さないためにどのような心持ちでとりくむのが良いでしょうか。
まずは、提出日まである程度時間がある場合から考えてみましょう。
宿題の答えを写してしまう理由として大きいのは
「多い」か「難しい」か、もしくは「簡単すぎてやりがいがない」のどれかだと思います。
まず、量が「多い」場合。
宿題の量が多いときは、やはり何日かに分けて分割することが効果を上げます。
たとえ宿題が「問題集を10ページ!」といったものでも、
期限まで5日あれば、一日2ページで終わらせることができます。
またこのやり方では、同じ単元の勉強を数日に分けてこなすことになります。
人は「忘れる→覚える」のサイクルを繰り返すことで記憶を強化するので、
何日かにわけることは、一日で一気に10ページ全部をやってしまうよりも、
記憶の効率が良くなり、より定着しやすくなります。
次に、宿題が「難しい」場合。
何かを「難しい」と感じるということは、
それに取り組むことがあなたの成長につながるということです。
まずは気持ちの面から、
「骨のありそうな宿題だなぁ!」
と自分を奮い立たせて、やる気を出しましょう。
そして、なにかゲームに挑戦するような気持で挑めば、
“難しさ”を楽しむこともできるんじゃないかと思います。
最期に、宿題が「簡単すぎ」てやりがいがないとき。
宿題はクラスや学年に対していっせいに同じものを出されるので、
自分のレベルに合っていないものもどうしても出てしまいます。
しかし、主観で「簡単だ」と思っているものでも、
“完璧な”解答を書くのは意外と難しいものです。
例えば数学だと細かい条件を書き忘れたり、
英語だと、答えはあっていたけど理屈を完璧に理解はしていなかったり…。
「簡単な宿題はだいたい解けるからいいや」
とは思っていては進歩することはできません。
簡単な宿題こそ、果たして自分は完璧に解けるのか、ということを試すいい機会になるはずです。
そう思うと、やりがいが出てくる気がしませんか?
提出期限まで時間がある時は、以上のことを意識することで、
宿題を楽しんで、有意義に取り組むことができると思います。
また、提出期限まで時間が無い場合は、
答えを写すのではなく、先生に待ってもらって自力でやりきることをオススメしますよ!