勉強は「インプット」と「アウトプット」の二種類に分けられます。
インプットとは、頭の中に情報を入れることで、
授業を聞く・教科書を読む・単語帳を見る、といった勉強がこれにあたります。
学校の教科は日常生きているだけでは知らない事なので、
授業や教科書からインプットをすることで初めて教科の内容を知ることができます。
これに対してアウトプットは、頭の中の情報を外に出すことです。
たとえば、ノートを書く・問題を解く・文章をそらんじる、といった勉強がアウトプットです。
アウトプットすることによって、頭の中の知識が定着するとともに、「使える知識」に変ります。
逆に言うと、いくらインプットしていたとしてもアウトプットが不足していたなら
テスト本番にも使えないし、知識を他に役立たせることもできません。
勉強ではこの「インプット」と「アウトプット」の双方が、車の両輪のように互いに関わっており、
どちらが欠けてもいけません。
しかし、長期休暇や自宅学習などの自習に際して、この両輪のバランスが崩れてしまう子が少なくないんです。
例えば、勉強に対してあまり自主性が無く「宿題だけやればいいや」とだけ思っている子は、
問題集などをするのでアウトプットは十分ですが、宿題として出されないインプットが不足しがちです。
この場合残念なことに、インプットが足りないのにアウトプットだけ繰り返してるので成果にはつながりにくいですね。
逆に、面倒くさがりで手を動かしたがらない子はアウトプット不足になりがちです。
勉強を「要するに知ってればいいんでしょ?」と思ってインプットだけを繰り返してると、
本番でアウトプット不足が響き、“知ってるはずなのに解けない”となってしまいます。
ですので、毎日の勉強を必ずインプットとアウトプットの“黄金セット”で進めるようにしてみてください。
問題集を解く前にまず教科書などでおさらいしてから手を付けるといいと思います。
また、教科書などでインプットしたなら必ず近いうちに問題集でアウトプットをしましょう。
自習をしているけど成果に不安がある、という方は
自分のインプットとアウトプットのバランスが悪くなっていないか、今一度注意してみてくださいね♪