センター試験に比べて、共通テストは問題の分量や資料の数が多く、
より高度な情報処理能力(※)を求められると言われています。
※複数の情報を素早く読み取り、組み合わせ、新しい情報や結論を見出す力
情報処理速度を上げる秘訣は「短文に置き換える」ことです。
例えば現代文の数ページにもわたる文章や地理のグラフなどといった“資料”は
そのままの形ではあまりに多量の情報をもっているため、一度にはとても手に負えません。
そこで、資料をそのままの形で眺めるのではなく、元となる資料の一部分だけを取り出し、
「ここは要するにこういうこと」と短文に置き換えて考えるようにしましょう。
問題として出されている以上、資料の中には必ず問題を解くための手がかりが隠されているはずです。
その手掛かりのみを抽出し短文に置き換えて、資料を短文の連なりにしてしまえば
扱う情報量が格段に減り、結論が見えやすくなります。
また、「手がかり」を見つける能力については普段の学習で伸ばすことができます。
問題集やテストを解くたびに「こういうところが問われやすいんだな」ということが分かります。
そこから逆算することで、資料のどこに目を付けるべきかが分かってくるはずです。
つまり情報処理能力に関しても、結局は普段の教科の学習も重要ということですね。
受験生の皆さんは共通テスト型の模試などに取り組む機会も多くなったかと思いますので
「情報処理に自信がない」「いつも時間が足りない」という方は参考にしてみてくださいね♪