夏になると花火大会があったり、家族や友人と手持ち花火をして楽しむといった機会がありますね。
その時、「ただ綺麗だな…」と思ってボーっと見ていませんか?
ただ綺麗な花火を眺めるのも良いですが、今回は少し見方が変わるような知識をご紹介します!
花火には様々な色がありますよね。赤や緑、青や黄色などなど。
なぜ花火はあんなにいろいろな色を表現することができるのか。それはずばり、花火に使われている金属の種類が関係しているのです。
金属は種類によって燃え方がそれぞれ違います。
たとえばリチウムなら赤色、ナトリウムなら黄色、カリウムなら紫色、カルシウムなら橙色などです。
このことは簡単に実験することもできます。ろうそくの炎に食塩をふりかけてみると、炎が黄色に光るのを見られると思います。
これは食塩(塩化ナトリウム)の中のナトリウムが反応しているのです。
※この実験は自由研究にも良いと思いますが、火の取り扱いには十分注意してくださいね!
金属の炎色反応は高校生の化学分野で習います。
まだ習っていない人もすでに習った人も、花火を見るときはこのことを思い出してみてください。
勉強したことが身近なところで感じられると、勉強がもっと楽しくなりますよ♪