小説のひとつのジャンルである「SF」。
これはサイエンス・フィクション(science fiction)の略で、科学を使った空想の物語のことです。
タイムトラベル、宇宙旅行、技術革新、架空の災害、などなど題材は無数にあります。
SF小説の作者というのはたいていとても科学に詳しく、科学的な知識と論理でもって物語を進めていきます。
「じゃあ理系が読むものなの?」かというと、そうでもありません。
というのもたいていのSFは、科学的な出来事や変化を通じて
「人間の性質」「社会のあり方」「人類の進む未来」といった、人文的な問題を投げかけるからです。
だれにとっても最も分かりやすいSFの例は『ドラえもん』でしょう。
未来からきたドラえもんが出してくれる道具によって、登場人物が争ったり成長したりします。
こと「SF小説」となると、文量が多い分、科学的な記述も本格的なモノが多くなります。
専門用語や数式(!)、その解説に何ページも費やしたりするので、つぶさに読んでいくと
「本当にこういうことが起きるんじゃないか!?」と納得させられます。
そして、そういった本格的なSF小説は、読むことが科学の知識や考え方を学ぶことにもつながります。
(もちろん国語的な読解力にもつながるでしょう。)
有名な起業家のイーロン・マスクやザッカーバーグも愛読し自身のインスピレーションのもとにしたと言われるSF。
興味のある方は、自分のレベルに合うものを調べて読んでみてはいかがでしょうか♪