勉強が分からなくなって家庭教師や塾を始める生徒は多いと思います。
分からなくなってしまった箇所を見つけ解き方を分かるようにしていくのは、
自力だけではとても難しいことです。
先生に解き方・どのように勉強していけばいいか等を教えてもらうのは、勉強をしやすくする上で良い手段です。
ただ、教えてもらう時に大切なことがあります。
それは、その問題のみが解けるようになることを目的としてはいけないということです。
テスト本番などでは先生はそばにいてくれませんし、
教えてくれた問題がそのまま出題されるとも限りません。
そして、そんなときには教えてもらったことを元に自力で解答を導き出さないといけないのです。
例えるなら、先生は魚を獲って与える人ではなく、魚の獲り方を教える人だということです。
どんなにその場で魚を獲ってくれるとしても、
その人がいないときにも自力で魚が取れないのであれば、意味がありませんね。
先生は自分のかわりに問題を解いてくれる人なのではなく、
勉強の仕方や、問題をどう考えれば答えにたどり着くのかを教えてくれる人だと認識することが重要です。
分からない問題を教えてもらってその場では納得したとしても、
本当に自分で解けるようになったのか確認する必要があります。
そのためにもう一度解く。同じような問題も練習する。
そして、忘れないために次の日にも解く。
こういったステップを飛ばさずに踏んでこそ、自分の身に付くものです。
一緒に解いてもらうだけでなく、それを自分自身の力にすること。
それを必ず念頭において、先生と一緒に勉強を頑張っていきましょう。