生活していると絶えず目に入ってくる外来語。
この記事では、そんな外来語の中から英語が元の言葉を取り上げ、
普段は意識しないその単語の詳しい意味や使い方を見ていきたいと思います。
今回のテーマは【ゲーム】です。
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まず、そのままですがゲームは英語の「game」です。
「game」は「遊び」や「遊具」と言う意味です。
そこから現在の電子機器の遊具を指すようにもなりました。
また、頻出の使い方として「試合」という意味もあります。
サッカーの試合、バレーボールの試合、というときに使います。
(例文)Tommorow is the last soccer game.(明日は最後のサッカーの試合だ。)
日本で言う「ゲーム」はあまり「試合」という意味で使わないので、注意が必要です。
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ゲームの中で脱落し、初めから再開することを「リトライ」や「リスタート」と言いますね。
これは英語の「retry」「restart」のことです。
英単語の頭につく「re」は「再び」という意味で使われることがあります。
「re + try」で「再挑戦」
「re + start」で「再開(始)」 というわけです。
「re」で始まる単語すべてが「再~」と訳せるわけではありません。
ですが、何かに戻る・さかのぼるようなイメージのある単語に「re」は使われます。
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ゲームをある程度進めると、データを記録するために「セーブ」しますね。
これは英単語の「save」です。
「save」は意味の多い単語です。「…を救う」「…を保全する」「…を省く」などなど…。
これらの意味に共通する、この単語の核となるイメージは「失わないようにする」と言うことです。
「救う」は、「命を“失わないようにする”」。
「保全する」は、「自然に減っていって、“失わないようにする”」。
「省く」は、「手間や時間を“失わないようにする”」。
ゲームのデータを“失わないようにする”。
この「失わないようにする」というイメージを持つことで、「save」と言う単語を見かけたときに
文脈に合う正しい訳が出来るようになるはずです。
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ゲームのプログラムを書き換えたり改造して最強になったりすることを“チート”と言いますね。
これは英単語の「cheat」から来ています。
「cheat」は自動詞としては「不正をする」、他動詞としては「…をだます」と言う意味です。
たとえばテスト中にメモや人の解答を盗み見る「カンニング」は、英語圏では「cheating」と言います。
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日常生活には英語由来の言葉が山ほどあります。
ふとカタカナ語を見かけたときに、「この語源ってなんだろう」と調べてみることで
少しずつ語彙を増やしていけると思います。
受験英語だけでも覚えるべき英単語はたくさんありますが、楽しみながら覚えていきましょう!